この漫画が面白い！少年マガジン連載中の大人のラブコメ「ヒットマン」

週刊少年マガジンで2018年から連載開始の漫画「ヒットマン」。漫画家と編集の恋愛模様を描いた瀬尾公治の作品。

瀬尾公治といえば、過去に「涼風」「君のいる町」「風夏」など多くの恋愛漫画を世に送り出している。

その作品達も関連性をもたせ、「涼風」のヒロイン涼風の娘が「風夏」のヒロイン風夏だったり、「風夏」の作中に「君のいる町」のキャラクターが登場したりと作品のコラボをよくしている。

今回の「ヒットマン」でも「風夏」に登場するバンドや「君のいる町」の女の子を使用するなど、ファンにはたまらない展開が山盛りである。

「ヒットマン」を読むのなら「涼風」「君のいる町」「風夏」を読んでからのほうが、より面白さを実感できるはずです。

ラブコメ漫画「ヒットマン」が面白い理由

ヒットマンは漫画家と編集のストーリーになっている。

就活中に主人公剣埼龍之介（けんざきりゅうのすけ）は、面接会場で漫画のネームを拾う。剣崎はその作品に引き込まれていたが、同じ就活生の小鳥遊翼（たかなしつばさ）に没収されてしまう。

その後剣崎は見事講談社に就職が決まり奮闘しているある日、持ち込みに来た小鳥遊と再会することに。

小鳥遊が就職を辞めたのは剣崎に漫画を誉められたからだという。そして剣崎に責任を取ってほしいと要求してきたのであった。

漫画の連載を取るために漫画家がどこまで大変か、また担当編集との関係や担当からのアドバイスがあって初めて良い作品が生まれるということを知ることができる。

連載を取るためにほかの漫画家と競ったり、他の編集と闘いながら、ときには編集長に逆らいながらと漫画ができるまでの裏側が見れるのが漫画ファンにとってはうれしいことである。

似たような漫画で過去にジャンプで連載していた「バクマン。」もとても面白いので是非。

瀬尾公治と言えば男なら誰しも憧れるハーレム。うらやましいくらいモテモテの展開がヒットマンでも繰り広げられるいる。かかわる女の子すべてが剣崎を好きになり、積極的に迫る王道ハーレム。ラッキースケベ満載な中、最終的にはメインヒロインと結ばれるというニヤニヤが止まらない。

過去作品「涼風」「風夏」「君のいる町」でも、基本同じ展開となっているのでマンネリと言えばそうなるのだが、しかしそれがいい！！男心をくすぐるのである。

冒頭でも述べたようにヒットマンには過去作品が随所にでてくる。

「君のいる町」で脇役で登場した漫画家志望の天谷栞（あまやしおり）が、主要キャラの人気漫画家として登場。剣崎が担当についたりと物語に欠かせない存在となっている。

また、同じく「君のいる町」のサブヒロイン御島明日香（みしまあすか）も登場。今や日本代表ソフトボール選手となった御島題材とした漫画「御島明日香物語」のモデルとなっているのである。

「風夏」に登場する主人公榛名優（はるなゆう）率いるバンド「Blue Wells」も登場。こちらも今や若者に大人気のバンドに成長。その「Blue Wells」を題材にした漫画「Blue Wells物語」も描かれているのである。

ヒットマンを読んでいると過去作品を読み返してしまう。

※ネタバレあり

2020年5月15日に待望の最新刊9巻が発売されました。

9巻では「風夏」ファンにはおなじみの氷無小雪ちゃんが登場します。なんと、剣崎の担当しているアニメ声優のボイスレッスンを「ヘッジフォックス」に加入している小雪ちゃんが指導することになるのです。

無事「ラブレター」のアニメ化も進み放映も始まります。

やっぱり知っているキャラが次々と登場してくるとテンション上がりますね。

次巻も気になります。

やっぱり「ヒットマン」は面白いですね。最大の魅力は瀬尾公治ワールド全開の作風に、過去作品が次々と登場してくることに尽きますね。

今後もまだまだネタは尽きないと思うので、過去作品とのコラボを期待します。

まだ読んだことのない人はぜひ一度読んでほしいと思います。