「風夏」は瀬尾公治による漫画で、週刊少年マガジンで2014年から連載が開始され2018年に完結している。
また「風夏」は過去作の「涼風(すずか)」と繋がりがあり、「風夏」のヒロイン風夏は「涼風」のヒロイン涼風の娘という設定である。
2017年にアニメ化され、漫画とは違ったストーリーで楽しむことができる。
漫画「風夏(ふうか)」の攻めたストーリーが面白い
■「風夏」のストーリー(※ネタバレあり)
東京に転校してきた主人公榛名優と東京に住む女子高生秋月風夏が出会うところから物語が始まるのです。
携帯で他人とつながっていたい榛名に対し、携帯すら持たず好きな音楽をいつも聞いている風夏という真逆な二人が偶然出会い風夏に流されるままにバンドを始めていく恋愛青春ストーリー。
バンドを始めるとこにより恋愛や確執、心の葛藤を榛名は経験していくのです。
風夏と付き合うことになりバンドも初ライブを控えていて順風満帆だった榛名にだったのですが…。
初ライブ当日衝撃的な展開が待ち受けるのです。
なんとヒロインであるはずの風夏が死んでしまうのです。
物語序盤でしかもタイトルにもなっている風夏の死は本当につらかったです。
その後、榛名は廃人がごとくただただ落ちていくのですが、風夏の思いを受け継ぎなんとか復活。
バンド活動を始めていく中、新たな風夏との出会いによって物語は新しい展開に進んでいくのです。
補足ですが、アニメ版「風夏」では秋月風夏は死にません。秋月風夏ファンにはアニメでの風夏の活躍を見てほしいです。
■登場する様々な人たち
●The fallen moon(秋月風夏・榛名優・三笠真琴・那智一矢・石見沙羅)
秋月風夏が結成したバンド。秋月を英語にしたバンド名。
●Blue Wells(碧井風夏・榛名優・三笠真琴・那智一矢・石見沙羅)
秋月風夏の死後、新たに碧井風夏を加え結成したバンド。
実は、秋月風夏と葵井風夏との間には因縁があり、そのことにより加入に至るまでに様々な物語が。
結果、全員一致で加入が決定し後に榛名と恋人関係になる。
●氷無小雪
榛名の幼馴染で現在は日本を代表するアイドルで歌姫。
幼いころ榛名と共にヘッジフォックスの曲を聴き、小雪はボーカルであるたまを、榛名はベーシストであるニコに憧れお互いをたまちゃん、ニコ君と呼んでいる。
小雪は、昔からずっと抱き続けている榛名への思い(恋愛感情)を自らの曲に作詞している。
●HEDGEHOGS ‐ヘッジフォックス‐(ニコ・たま・吉野友美・石見寿・矢矧伸明)
元メンバー西辺誠によって結成された日本を代表するロックバンド。
榛名や小雪に大きな影響を与えている。
「風夏(ふうか)」を読んだ人にお勧めの漫画
「風夏」を読んだ人にお勧めできるのは、「涼風」「君のいる町」「ヒットマン」と瀬尾公治作品でしょう。
順番的には「涼風(完)」「君のいる町(完)」「風夏(完)」「ヒットマン(連載中)」がいいと思いますが、ストーリー自体はつながってないのでどれから読んでも大丈夫です。
「涼風」は秋月風夏の両親である秋月大和と朝比奈涼風の物語。
高跳び選手の女子高生涼風と出会い、大和は陸上を始めることに。
「風夏」で登場する大和は陸上の日本代表選手になっています。
「君のいる町」は、主人公桐島青人と枝葉柚希との恋愛ストーリー。
幼いころの思い人青人を求め東京に住む柚希が広島に転校。しかし暫くして突如東京に戻ってしまう。今度は青人が柚希を追い東京へ、恋愛観をゆすぶられる話です。
そして「ヒットマン」は、漫画家と編集との恋愛ストーリー。
「ヒットマン」には「風夏」「君のいる町」のメンバーが続々と登場してきます。ヒットマンを読んでいると、過去作品が読み返したくなり何度も何度も読んでしまいます。
ぜひ全作品読んでみてください。
絶対に面白い漫画「風夏(ふうか)」のまとめ
「風夏」には恋愛ストーリー、大切な人の死、バンドの成長と様々な要素がギュッと詰まっています。
しかも異例のヒロイン交代劇!ライブで秋月風夏が描かれるシーンでは涙が止まりません。
気になる人は過去作品も含め一度読んでみてください。
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