週刊少年ジャンプで連載中の人気漫画「アクタージュ act -age」。「原作:マツキタツヤ」「漫画:宇佐崎しろ」による作品で2018年より連載が開始された。
天才主人公漫画「アクタージュ act -age」が面白い理由
天才主人公漫画「アクタージュ act -age」ストーリー
きれいな顔立ちでスレンダーなスタイル、運動神経も抜群という主人公夜凪景(よなぎけい)は、弟・妹を養うため女優を目指すことに。
芸能プロダクション「スターズ」のオーディションに参加するのだが願いかなわず不合格に。
一方そのオーディションに審査員として呼ばれていた映画監督黒山墨字(くろやますみじ)は、何の特徴もない演技を続けるオーディション参加者たちにうんざりしていた。
黒山には「最高の役者を使って最高の映画を作る」という野望があったのだ。そんなとき夜凪と出会うのである。
夜凪の素人とは思えない神がかった演技、役に入り込むその演技に魅了されていた。
そして「スターズ」のオーディションに落ちた夜凪を黒山自身のプロダクション「スタジオ黒天」に所属させ最高の役者として育てていくことを決めるのであった。
おすすめするには訳がある!「アクタージュ act -age」の魅了はこれだ!
ポイント1 夜凪景の真骨頂「メソッド演技」
メソッド演技とは「その役柄を演じるためにその感情と呼応する自らの過去を追体験する演技法」と呼ばれ、夜凪は独学で極めていた。黒山はメソッド演技に魅かれ夜凪に関心をもっていた。
実はそのことが「スターズ」のオーディションに落ちた原因でもあった。スターズの社長星ありさも夜凪のメソッド演技に気づいていた。星ありさにとってメソッド演技とは役者を滅ぼす演技なのである。天才女優であった星ありさも過去にメソッド演技によって苦しんでいたのだった。
メソッド演技の影響で夜凪は感情のコントロールが苦手である。一度役に入り込んでしまうとその感情から抜け出すのが難しい。そんな夜凪だが黒山や多くのライバル、仲間たちとの出会いによって成長していくのである。
ポイント2 ライバルとの出会いによる夜凪景の成長
天使に異名をもつ若手トップ女優「百城千世子(ももしろちよこ)」
「スターズ」所属の百城千世子は「天使」と呼ばれるほどに美しい女優でる。
自らが周りからどのように見られているか熟知している千世子は、周りの期待を裏切らないよう「みんなの千世子」を常に演じている。
その天才的な「俯瞰する力」は演技にもいかされ、自分のカメラの映り方をはじめ共演者のNGもフォローしてしまうなど、千世子の主演する作品は常にスムーズに進行していく。
映画「デスアイランド」のオーディションに見事合格した夜凪。その映画で千世子と共演することに。
夜凪のオーディションでの演技をみていた千世子は夜凪に関心をもっていた。千世子の演技法とは全く違う夜凪。千世子はそれを認めるわけにはいかなかった。
また、夜凪も千世子に興味を持っていた。全く素顔が見えない千世子に違和感を感じていた。
互いに関心を持ちつつ、夜凪の良きライバルとして存在する千世子である。
演劇界の怪物「明神阿良也(みょうじん あらや)」
世界的に有名な舞台演出家巌 裕次郎(いわお ゆうじろう)の劇団「天球」。その舞台「銀河鉄道の夜」に主演として参加することになった夜凪。
その舞台でのもう一人の主演が天才舞台俳優明神阿良也である。明神は憑依型カメレオン俳優とよばれ、役作りのために自ら体験をして役に没頭していく。夜凪とにているようだがその演技は夜凪の数段上をいっている。
明神の演技をみること、そして巌の演技指導によって夜凪は急速に成長していくのである。
ハリウッド俳優「王賀美陸(おうがみりく)」
もともと「スターズ」に所属をしていた俳優王賀美陸。
最大の持ち味はその「存在感」であるが、共演者を飲み込むほど強烈な存在感故、事務所は王賀美を徹底的に管理することに。それに反発した王賀美は事務所を辞め渡米、ハリウッドで成功をおさめるのである。
演劇「銀河鉄道の夜」で注目を集めることになった夜凪は、芸能プロデューサー天知 心一(あまち しんいち)の提案でダブルキャストの舞台「羅刹女」に出演することに。
その舞台とは同じ舞台を別々のキャストで2パターン行うという、言わば対決のようなものである。
「夜凪・王賀美」vs「百城・明神」という図式が作られるのである。
この舞台「羅刹女」は完全に空想の物語。誰も経験したことのない物語の役に戸惑う夜凪と、自らの存在感をいかんなく発揮する王賀美。
王賀美の存在感をも超越した演技ができるよう自らを追い込んでいく夜凪であった。
天才主人公漫画「アクタージュ act -age」最新刊12巻あらすじ
※一部ネタバレあり
「アクタージュ act -age」はコミックスで2020年07月3日に12巻が発売されました。
夜凪主演の羅刹女はついにクライマックスを迎えました。全巻では、夜凪を守るために仲間たちのとった行動には驚かせれました。
そして千代子のターン。
進化した千代子の演技もさることながら、それを引き出した黒山の手腕はさすがです。
そして、ついに決着。
今回で羅刹女編も無事終わりましたので、次巻からは新ストーリーが始まりそうですね。
楽しみです。
「アクタージュ act -age」まとめ
「アクタージュ act -age」の魅力は何といってもストーリーと画力だと思います。夜凪の周りを魅了していく成長、各場面で要所要所に描かれる画は感動すら覚えます。
まだ読んだことのない人はぜひ一度読んでほしいと思います。
「アクタージュ act-age」打ち切り
ショックですね…
単行本では羅刹女編が決着がつき区切りがいいといえばいいのですが…
連載では夜凪が国民的スターになりつつある最高のタイミング、「大河編」突入。
もやもやしかしません。
いろいろと倫理的な面で賛否あると思いますが、続きがきになってたまりません。
期待してます!
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